【推しの子】アニメで吉祥寺先生の心理テストがカットされたワケ

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ききょう

漫画家の吉祥寺先生の職場にアクアたちが訪問してたよね

あおい

『東京ブレイド』原作者のアビ子先生に歩み寄るための作戦だ

ききょう

そこで話してた心理テストがアニメ版でカットされてたんだけど?

あおい

ロールシャッハテストだっけ?カットされた理由がありそうだね

アニメ【推しの子 第2期】PV
目次

マンガ版だけに登場するロールシャッハテストとは?

ロールシャッハテストが登場するのは、吉祥寺先生があかねからアビ子先生との関係性を聞かれるシーンでした。

漫画家同士、マンガを読めば作者がどんな人間なのかわかると語る吉祥寺先生。特に絵を見れば相手の心理もお見通しとのことです。

マンガ版【推しの子】では、この後の会話でロールシャッハテストに似たところがある、という先生のウンチクが入っていました。

ききょう

ロールシャッハテストって、耳なじみなかったから覚えていたの

あおい

マンガでも詳しい説明はなかったから、どんなテストか調べてみた

ロールシャッハテストとは、性格検査の方法の一つ。精神科医だったロールシャッハさんが考案したため、その名が付きました。

インクを適当に垂らした紙を折りたたみ、できたシミを相手に見せます。何に見えるかにより、精神状態を診断するテストです。

ロールシャッハテスト同様、漫画家もインクを使います。共通点を見つけた吉祥寺先生は、ドヤ顔でウンチクを語ったのでしょう。

アニメではなぜカットされた?

ききょう

専門用語だから、説明する時間がもったいなかったのかなぁ?

あおい

たしかに尺の問題もあるかもしれないけど、私は別の問題だと思う

ききょう

何でロールシャッハテストがカットされたか分かったの?

あおい

恐らく吉祥寺先生は、勘違いをしていたんだよ

勘違いしていた吉祥寺先生

改めてロールシャッハテストの診断方法を確認してみると、吉祥寺先生が発言したセリフの内容と噛み合わないことが分かります。

テストを受けるのはインクを見た側であり、マンガに置きかえると読み手側。つまり、診断対象は吉祥寺先生本人なのです。

ロールシャッハテストでは、マンガの絵を見て作者の精神状態を診断できません。これは別の分析方法になります。

ききょう

マンガ読んでる時は気づかなかったけど、分析する立場が逆だ

あおい

だから本当は、バウムテストと言いたかったんじゃないかな

本当に言いたかったのはバウムテスト

バウムテストとは診断する相手に木の絵を描いてもらい、その絵を元に心理分析をする方法です。

このテストの場合、診断対象は絵を描いたアビ子先生となるため、吉祥寺先生の説明とも合いますね。

つまり吉祥寺先生が言いたかったのはロールシャッハテストではなく、バウムテストだったのです。

ききょう

じゃあ思い切りドヤ顔で間違ってたってことだ

あおい

まあ、昼間っからビール飲んでたし大目に見てよ

実はどちらのテストも時代遅れだった

ロールシャッハテストもバウムテストも比較的古い心理分析方法で、近年では時代遅れになりつつあります。

絵だけで性格を決めつけるのは良くないのでは?という風潮となり、正式な診断に使われる機会が少なくなりました。

そのため、仮に吉祥寺先生がバウムテストと発言していても、アニメ版では同じようにばっさりカットされていたことでしょう。

吉祥寺先生が恥かかないような配慮だった

ききょう

アルコールも入っていたし、変なこと言っちゃったね

あおい

だから発言が広まらないように、アニメでは配慮されたんだよ

ききょう

じゃあカットされたのは、吉祥寺先生に対する優しさだったんだ

あおい

だからこのことは、あまり周りに広めないであげてね

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