【呪術廻戦】呪術高専は本当にある？高専なのかもアヤシイ話

呪術高専は実在するのか？

【呪術廻戦】には、主人公の虎杖悠仁たちが通う学校である「呪術高専」が登場します。

結論から言うと、この「呪術高専」は架空の学校であり、実際には存在しません。

東京都立呪術高等専門学校

「呪術高専」は、日本に2校しかない呪術教育機関。そのひとつが、東京都にある「東京都立呪術高等専門学校」です。

表向きは宗教系の私立学校ですが、実際は公費で運営。4年制の学校で京都に姉妹校も存在します。

教育だけでなく任務のサポートも行っており、卒業後した多くの呪術師の拠点にもなっています。

高等専門学校を略して「高専」

「呪術高専」は「東京都立呪術高等専門学校」の略称。つまり「高専」とは「高等専門学校」を略したものです。

あまり聞きなれない「高専」という学校について、特徴をいくつかご紹介します。

受験対象は中学生

一般的に高専に入学するためには、通常の高校と同じように中学3年生の時に受験をして合格する必要があります。

またあまり一般的ではありませんが、高校3年生が高専4年生へ編入学試験を受験することも可能です。

特定の専門分野に特化しているため、中学校を卒業する時点で「この分野を極めたい」という明確な目標を持った方に適しています。

5年間の一貫教育

通常の高校は3年間ですが、高専では5年間同じ学校で学びます。大学進学の場合のように、受験し直す必要がありません。

高校レベルの一般教科だけでなく、早い段階から大学レベルの専門教育が組み込まれ、高度な知識と技術を効率よく学べます。

専門的な教育で実習重視

専門的な知識だけでなく、実際に手を動かして学ぶ実習に力を入れています。

たとえば工業系の高専では、実際に機械を操作。情報系の高専では、プログラミングの実践的なトレーニングを受けられるのです。

座学だけでなく、現実の仕事に直結するスキルを身につけることが可能。実社会で求められる技術や知識を肌で感じながら学べます。

卒業後も高い評価

高専卒業生は、専門分野での実践的な能力を持っていることが企業から評価されています。

卒業時には専門技術者として即戦力になるため、求人が多く、就職率も非常に高いです。

特に技術力が求められる分野では、高専卒業生は重宝されています。専門性を活かして大学に編入することも可能です。

そもそも「呪術高専」が「高専」なのかもアヤシイ

先ほど「高専」の特徴を説明したばかりですが、そもそも私は「呪術高専」が「高専」なのか疑っています。

2つの疑惑を順に解説しましょう。

疑惑1：呪術教育機関？

「呪術高専」は呪術教育機関と説明がなされています。学科名としては「呪術学科」とか「陰陽道科」のような感じでしょうか？

現実の「高専」は工学・技術・商船などの専門教育機関。たとえば、「機械工学科」「電気工学科」「物質工学科」のような学科があります。

残念ながら、全国の国公立だけでなく私立の「高専」にも呪術を専門的に学べる学校は存在しません。

疑惑2：4年で卒業できる？

「呪術高専」は4年制の学校という説明がありますが、学校教育法により「高専」の修業年数は5年以上に定められています。

そもそも「高専」は、高校と大学を合わせた7年間分を一貫教育によって5年間に凝縮しているのです。

仮に4年制だとすると、授業がブラック企業並みの過密スケジュールである可能性も考えられますね。

もしかして「高等専修学校」の間違いでは？

「呪術高専」は「東京都立呪術高等専門学校」の略称という説明がありますが、上記のように「高専」なのか疑問に思っています。

そこで「呪術高専」という略称は合っていて、「東京都立呪術高等専門学校」という名称の方が間違っているという説を考えてみました。

もしかしたら「東京都立呪術高等専修学校」の間違いだったのではないか？という説です。

「高等専修学校」は、職業もしくは実際生活に必要な能力を育成・教育する機関。「高専」や「高校」と同じように、中学3年生が受験可能です。

「高等専修学校」の学科はバラエティ豊富。工業系だけでなく医療・農業・服飾や文化教養まで広い分野の教育が受けられます。

学科によって1年制から5年制までコースは様々。多様化する生徒のニーズに答える教育機関と言えそうですね。

【呪術廻戦】の世界では呪術師が職業と認められています。「高等専修学校」であれば、「呪術学科」の新設も可能でしょう。

そして1年制から5年制まで学科によって異なるので、「呪術高専」が4年制でも問題ないのです。

つまり「呪術高専」とは、実は「東京都立呪術高等専修学校」の略称だったに違いありません。

本当は「東京都立呪術高等専修学校」なのかもしれない