『鬼滅の刃 柱稽古編』がスタートしたね。やっぱり鬼滅の隊士ってカッコいいな
わかる!アニメと分かっていても憧れる
炭治郎の魅力について考えていたら、ある人物との共通点を見つけてしまったの
ひょっとして、モデルになった人がいるってこと!?詳しく聞かせてちょうだい
桃太郎との4つの共通点とは?
鬼滅の隊士たちは政府非公認部隊ながら、鬼を倒すために結成されました。主人公の炭治郎も隊員の一人です。
ラスボスである鬼舞辻無惨打倒のために数百名で構成。人々の平和な暮らしのために、日々戦い続けています。
そんな正義のヒーローについて調べていると、炭治郎にはモデルがいたのでは?と思うような共通点が浮かび上がってきました。
その人物こそ、昔話で有名な桃太郎。意外な繋がりを4つ紹介するよ
鬼が苦手なもの
アニメ『鬼滅の刃 竈門炭治郎立志編』第4話では、入隊試験の最終選別の場として藤襲山が登場しましたよね。
この山には、鬼滅の隊士から生け捕りにされた鬼が閉じ込められています。なぜなら鬼が苦手な藤の花が、山全体を取り囲んでいるからです。
第14話でも鬼よけ用として、藤の花の香り袋(カラスの唾液まみれ)が登場。少なくとも鬼は、藤の花の香りを嫌っているんでしょう。
植物が苦手って意外だよね。何か理由があるのかな?
調査をしてみましたが、鬼が藤の花を嫌っている伝承は見当たりません。恐らく『鬼滅の刃』オリジナルの設定でしょう。
代わりに伝説上の鬼は、臭いの強いものが苦手だとわかりました。たしかに藤の花は、甘く爽やかな「ウィステリア」のフレグランスとしても人気があります。
しかし特別臭いが強烈というイメージもありません。醜悪極まりない鬼たちにとっては、優しさあふれる匂いは害悪ということでしょうか。
でも桃太郎に、鬼が苦手な香りなんて登場した?
一方で昔話の桃太郎にも、藤の花と同じように甘くていい香りのする植物が登場しますよね?はい、桃です。
私の知っている桃太郎の鬼は、桃が嫌いだという描写は出てきません。皆さんの知るところのストーリーでも、きっとそうだと思います。
しかし伝承を調べてみると、実は桃には古来より聖なるパワーが宿っていることがわかりました。つまり魔除けアイテムだったわけです。
昔の書物『古事記』でも、桃で鬼を退散させているんだ
そして先ほど『鬼滅の刃』オリジナルの設定だと説明した藤の花。こちらも幸運をもたらす言い伝えが残っており、魔除けアイテムの一つだったのです。
どちらもいい香りのする藤の花と桃。実はいずれも、古来より邪気払いに役立つアイテムだったわけでした。
魔除けの桃からインスパイアされて、藤の花を登場させたのかもね
お世話をしてくれたおばあさん
アニメ『鬼滅の刃 竈門炭治郎立志編』第14話。鬼との戦闘でボロボロになった炭治郎たち3人は、藤の花の家紋が付いたお屋敷で休息をとります。
ここでみんなのお世話をしてくれたのが一人のおばあさん(以下、藤婆)。衣食住の準備や医者の手配など、脅威の手際の良さでもてなしてくれました。
それは善意によるもので見返りは不要、すなわち全て無償。3人の骨折が完治するまで、面倒を見続けてくれたのでした。
一瞬でも妖怪かと疑った自分が恥ずかしい。よもやよもやだ、穴があったら入りたい
一方で昔話の桃太郎にも、おばあさん(以下、桃婆)が登場しますね。洗濯していた川から桃を拾ってくる、あのおばあさんです。
桃から生まれたばかりの赤ちゃんを献身的にお世話して、立派な青年になるまで面倒を見ることになります。
最終的に桃太郎は送り出されて鬼退治へ向かうのですが、これはまるで炭治郎たちと藤婆の関係性のようではないでしょうか?
藤婆にとって炭治郎たちは赤の他人だよね?それにしては、好待遇過ぎない?
実は、藤婆のご先祖様は鬼滅の隊士に命を救ってもらっていました。
その恩義で、先祖代々鬼滅の隊士を献身的にサポートしてきたのです。藤の花の家紋は、公式サポーターの証ということでした。
炭治郎や桃太郎の活躍は、おばあさんの献身的なサポートが無ければ実現しなかったかもしれませんね。
もしかしたら、主人公の名前が炭治郎ではなく藤次郎だった可能性も無くはないよね
お腰に付けたきびだんご
桃太郎と言えばきびだんごが有名ですが、きびだんごの正体って何でしょう?私の家の近所では売っていないので、よくわかりません。
調べてみると「黍団子」やら「吉備団子」がヒット。前者が穀物の黍を混ぜたもので、後者は、かつて吉備国と呼ばれた岡山県の名物お菓子とのことでした。
しかしどうやら、本来の「きびだんご」は上記2つとも関係ないものらしいのです。では、きびだんごの正体って何なのでしょうか?
岡山県と言えば、桃太郎ゆかりの地として有名だよね。普通に「吉備団子」じゃないの?
さらに時を遡って桃太郎について調べてみると、元禄以前では「きびだんご」ではなく「とうだんご」だった説があるのだそうです。
元禄とは江戸時代の元号で、第5代将軍である徳川綱吉の時代。大昔の説と言っている時点で確証はありませんが、ここは「とうだんご」説に乗っかってみましょう。
「きびだんご」も謎なのに、「とうだんご」は更に謎過ぎるって
「とうだんご」は、和菓子の一種で串やヒモでつないだお団子。「十団子」や「藤団子」と表記したりするそうです。
はい、また藤が登場して「藤団子」が気になってしょうがないですね。こちらは愛知県の熱田神宮周辺でも売られる名物お菓子らしいです。
藤の花に見立てた色鮮やかな和菓子に、厄除けのパワーを感じますね。きびだんごにまつわる、意外な関係性でした。
『鬼滅の刃』ではお団子が登場することが多いよね。もっと関連がないか追加検証してみたい
引き連れたお供
アニメ『鬼滅の刃』では、鬼滅の隊士になった者に情報伝達の頼もしい相棒が与えられます。それが鎹鴉という喋る鳥です。
基本的には一人一羽のカラスが帯同しますが、一部の隊士は(手違いなのか)スズメを引き連れています。(この場合は、鎹雀)
この他にムキムキマッチョなねずみさんを仲間にする者や、蛇を連れた者、育ての親である猪の皮をかぶった変人など、動物の仲間達も大活躍です。
たしかに、動物のお供は意外と多いかも
一方の桃太郎もご存知の通り、犬・猿・キジのお供を引き連れています。犬は主人に忠実で匂いに敏感、猿は木登りが得意、鳥は空から偵察できます。
ですが、鬼滅の隊士には常人離れした隊士が多く、犬も猿も不要だったのかもしれませんね。さすがに人間は空を飛べないので、鳥はマストなのでしょう。
犬も猿も引き連れていませんが、お供に鳥を従えて鬼退治に励む鬼滅の隊士の姿はどこか桃太郎を彷彿としませんか?
全然関係ないけど、善逸のお供のチュン太郎の本名が「うこぎ」って知ってた?
だんだん炭治郎が桃太郎に見えてくる⁉︎
『鬼滅の刃』のモデルが桃太郎だったら面白いと思わない?
最初はそんなワケないって思ってたけど、共通点が多くて意外とアリかも
次から炭治郎が桃太郎に見えてくるんじゃない?
次回から桃次郎……もとい、炭治郎も柱稽古に合流するから、活躍が見ものだね
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